概要
たまには枕関連以外の記事も書いてみようかなと思い、記します。 絵師さんにイラストのイラスト制作を依頼する場合、skeb以外にもコミッションサイトはいくつかありますが、現状のコミッションサイトで最も気軽に依頼できるのはskebだと思います。 skebとコミッションサイトを経由しない直接依頼、手軽さで言えば対極に位置しますが、両方経験ある身として、それぞれの違いをまとめました。
それぞれの特徴
skeb 直接依頼 取引のルール skebの規約に準ずる 当事者間同士で取引のルールを決める (契約書を作成すべき ) リテイク リテイク不可 当事者間で合意の上、リテイク可能 進捗状況の確認 できない できる 金額設定 クリエイター側が設定した推奨金額が存在する (ただし当然依頼内容によって変動はする) 当事者間で合意の上、決定する 納期 skebの規約に準ずる (いかなる場合も延長は不可) 当事者間同士で合意した契約内容に準ずる 納期を超過した場合 自動的に全額クライアントに返還される 当事者間同士で解決する必要がある 成果物の著作権 いかなる場合もクリエイター側に帰属する 当事者間同士で合意した契約内容に準ずる
skebの特徴
skebは(とりわけクライアントにとって)、様々な制約があります。 上記表だと金額の部分やリテイクの有無の部分に注視しがちですが、下記2点が特に注視すべき点だと思っています。
成果物の著作権が「クリエイター側に帰属する」 リテイク不可(SNSなどで直接修正依頼をすることも禁止)
1については、クリエイター側はクライアント側の許可なく、SNSや同人誌などに掲載できる一方、クライアント側はSNSのプロフィール画像など、私的利用にしか使えません。 2については、絵師さんを全面的に信頼して成果物を受け入れる必要があります(たとえ納得の行く出来でなくとも) 上記2点から、skebは仕事の依頼として使用するサービスではなく、クリエイターを支援した返礼としてイラストを受け取る、という要素が強いサービスと考えられます。
直接依頼の特徴
直接依頼は当事者間で合意があれば、金額・納期・成果物の利用用途など全て自由です。なので、契約書を作成して取引のルールを明確にすることをおすすめします。 また、お互いの信頼関係に依存するため、クライアント・クリエイターともに、取引相手が信頼に足る相手か見極めることが重要になってきます。
感想
ちなみに、私はskeb以外のコミッションサイトはほとんど利用したことがないのですが、 自由度はskebと直接依頼の中間、つまりskebほど制約が厳しくなく、直接依頼ほど自由でもないといった印象です。
比較的気軽に(twitterよりも少し真面目なノリで)依頼できるskebを、 イラスト依頼の入り口として使用してみるのは一つの選択肢として十分ありだと思います。
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